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2005/04/15

奴らには爆弾を食わせとけ

国連人権委員会がしばらく前に発表した「イラクの子どもの状態はサダム時代より悪化している」というレポートについて(米国政府関係者はこれに具体的根拠を示すことなく反発していました)。

奴らには爆弾を食わせとけ
イラクで子どもの栄養失調が倍増
ガーディアン紙
2005年4月14日
ZNet原文

ジュネーブに本部を置く国連人権委員会の報告は、イラクの子どもたちはサダム・フセイン政権下での方が現在よりも良い状態にあったと結論した。むろんこれは、ジョージ・ブッシュやトニー・ブレアと同じように、我々がはるか上空から頭上に爆弾を投下し、町を破壊して病院と学校・発電所を爆破する方が、子どもたちは良く育つと誠実に信じている我々にとって、大きな痛手だった。

今や、どうやら、米軍主導のイラクに対する軍事攻撃は、イラク人の若者たちの生活水準を改善するどころか、どういうわけか、栄養失調に苦しむ5歳未満の子どもの数を倍増させてしまったようである。サダム政権下で、5歳未満の子どもの4%が飢えていたが、昨年末にはほとんど8%近くが飢えに苦しんでいた。

「軍事力により中東の子どもたちの状況を改善する」省に勤める我々全員にとって、前回米英がイラクの子どもたちの状況を改善しようと行なった企てが失望に終わったこともあるため、こうした結果はさらに気落ちさせる結果となっている。例えば、イラクに歴史上最も過酷な経済制裁を加える政策は、子どもたちの状況を改善することに完全に失敗した。1990年にその経済制裁が強制されて以来、5歳未満の子どもの死者数は、6倍近く増えた。1995年までに、約50万人近いイラクの子どもたちが、彼らを助けようという我々の企てにより死亡した。

その一年後、当時の米国国連大使マドレーヌ・オルブライトは、その事実を飾り立てようとした。テレビのインタビューアが、イラクでは経済制裁のために広島でよりも多くの子どもたちが死んだことを指摘したとき、オルブライト夫人は次のように答えた:「代償は払うに値したと思う」。この言葉は名高い。

けれども、ジョージ・ブッシュはそう考えなかったようだ。そこで彼は、かわりに子どもたちを爆撃するという考えを思いついた。さらに、爆撃するだけでなく、父親を拘束して拷問し、母親を侮辱し、検問所から彼らを射殺することを思いついた。しかしながら、そのいずれも、良い効果をもたらさなかったようだ。イラクの子どもたちは、よりよい栄養状態になることも、健康になることも、死ににくくすることも拒否した。本当に困惑させられる事態である。

それゆえにこそ、「軍事力により中東の子どもたちの状況を改善する」省に勤める我々は、皆さん----一般の人々----からアイディアを募集する。もし皆さんが、イラクの子どもたちに適用してこれまで失敗してきた以外の軍事的技術を思いつくならば、緊急に知らせて欲しい。現在の指導者のもとで、イラクの子どもたちが抱える問題に対する軍事的解決に投入する予定の資金に上限はないことをお約束する。

英国では、現在、貧困ライン以下の暮らしをしている子どもたちが360万人いるかも知れない。米国では1290万人である。いずれの場合も、政府はその状況を変える予算をびた一文見つけだす見通しはない。けれども、もちろん、この代償が払うに価するものであることは確実である。ジョージ・ブッシュとトニー・ブレアがイラクの子どもたちの生活を改善するために、爆弾と弾薬、弾丸に費やすお金を捻出するためなのだから。これには皆さん納得なさるだろう。

テリー・ジョーンズは映画監督、俳優、モンティ・パイソンの出演者。彼は「テリー・ジョーンズの対対テロ戦争」の著者。

www.terry-jones.net


辺野古で米軍基地建設のボーリング反対運動に昨年から参加している漁民のひとり(山城善勝さん)は、「あの沖縄戦がおわったとき 山は焼け 里も焼け 豚も焼け 牛もやけ 馬もやけ 陸のものは すべて焼かれていた 食べるものと言えば海からの恵みだったはず その海への恩がえしは 海を壊す ことではないはずだ」とおっしゃったそうです。

空疎なスローガンのもとで、人々の生活を破壊する政策がまかり通り、そうした政策を、憲法や国際法に反して実行している厚顔な人々が、メジャーなメディアに頻繁に顔を出しています。

益岡