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2005/07/26

イラク石油労働者の24時間スト

 
イラク南部での石油労働者ストについて。

イラク石油労働者の24時間ストで石油輸出が遮断される
バスラ石油労働者
2005年7月22日
ZNet 原文

石油労働者総合組合(GUOE)----イラク最大の独立労働組合----に所属する南部石油会社の労働者1万5000人が、本日[22日]24時間ストを開始し、イラク南部からの石油輸出のほとんどが停止された。

このストは、バスラ住民の大多数の希望を反映してバスラ州知事モハマド・アル=ワイリが出した要求を支持して行われたものである。その要求とは、南部の石油収入おより多くをバスラの地元経済に環流させるよう求めるものである。バスラの下水システム、電力網、医療サービスは今もダメージを受けたままで、運用は限られた状態である。イラクの石油埋蔵の中心地であるにもかかわらず、バスラ州は根の張った貧困、栄養失調、40%の失業率と闘っている。

GUOEは南部石油会社の経営陣、石油省、政府に対して、6月20日、バスラ石油精製所の労働者が抗議行動を行いロックアウトを行なって以来、労働争議を続けている。組合は、南部石油会社のバース主義者の上級経営者たちを取り除くことと、体制に忠実な者たちを石油省から除外することを求めている。組合は石油省に、2006年1月1日までにそれを行うよう求めた。止めさせるよう求められているのは合計で15人である。

組合はまた、賃金の工場を求めている。組合のメディア文化担当官ファラジ・ラバト・ミズバンによると、兵士の基本初任給が付き70万ディナーレ(270英ポンド)なのに対し、30年間勤務した上級石油労働者の月給は40万ディナーレ(150英ポンド)だという。組合はまた、現在は上級経営陣にのみ認められている土地の提供を労働者にも求めている。

組合はまた、危険手当の増加も求めている。現在は、事務所で働く人々と同じレベルなのである。危険手当は、離れた砂漠地帯に通常位置する危険な場所で働く労働者に割り当てられるものである。

組合の代表ハッサン・ジュマー・アワド・アル=アサディと執行部の委員たちは、この一カ月、石油省および中央政府と交渉を続けてきた。バスラ州知事はGUOEの要求を全面的に支持している。

アマラ州とナシリヤ州を含むさらに8000人の組合員を巻き込む全面ゼネストを回避するために、石油省・政府と組合との交渉が開始された。これまで非組合員もGUOEのストに参加している。イラク政府が組合の要求を認めない場合、ゼネストが行われる予定である。



現在、南部の石油部門は、イラクの中部と北部に石油とLPGの大部分を提供している他、輸出の大部分を提供している。

GUOEは今年5月に第一回の復活総会を開催し、イラク石油産業の私有化に反対する決議を採択し、「石油と産業部門、あるいはそのいかなる部分の私営化も、イラクの人々とその経済に大きな損害を与える」と宣言した。GUOEはまた、「国会議員に対し・・・・・・イラクの公共部門の私営化を求める流れと方向に反対する確固たる立場」を採るよう呼びかけ、さらに「すべての政府に前政権が残した忌まわしい負債を、無条件かつイラクの独立と主権・経済的自治を侵害せずに免除するよう」求めている(2005年5月25日、総会最終コミュニケ)。

さらなる情報は:

メディア文化担当ファラジ・ラバト・ミズバン:
 00964 7801 393 137 (アラビア語のみ)

ナフトナ:GUOE英国支援グループ
 エワ・ジャシューウィツ (0044) 07749 421 576
 ムニール・チャラビ (0044) 7952 683 415

最近の総会とサイトの写真:
 デビッド・ベーコン dbacon@igc.org 001 510 851 1589

詳細はwww.basraoilunion.orgを参照。


投稿者:益岡