米国はファルージャに新たな攻撃を開始
米軍による、2004年4月と11月のファルージャ虐殺。老人や子ども、女性などの民間人に対する狙い澄ました殺害と病院の襲撃などの戦争犯罪から半年。米軍がまたファルージャで軍事攻撃を開始しました。英テレグラフ紙のイデオロギー的偏向に満ちたゴミ記事より。
米国はファルージャに新たな攻撃を開始
2005年7月11日
バグダード発オリヴィエ・プール
テレグラフ原文
米軍は、ファルージャ周辺のゲリラに対して新たな軍事作戦を開始した。米軍士官たちが、ファルージャを「イラクで最も安全な場所」と呼んでからたった6カ月しかたっていない。
この作戦は木曜日に開始されたが、週末になってようやく公表されたもので、ファルージャ市南部の肥沃な農地と村々とを、100人のイラク人兵士の支援を受けた数百人の米軍海兵隊が掃討している。
ファルージャ平定[ママ]は、11月に期待されたほど[ママ]決定的ではなかったという心配が大きくなっている。
11月には、ベトナム戦争以来の米国最大の都市戦攻撃で、ファルージャからイラク各地に暴力を輸出する民兵を武力で追放した[ママ]。
昨日[10日]、ファルージャ市につながる路上で検問所が設けられた。海兵隊が、ファルージャに入ろうとするあらゆる車と人を捜査している。
11月の攻撃後の数カ月、米国とイラクの治安当局に対する攻撃は激減した[ママ]。
けれども、最近、爆撃と小火器の発砲に関する報道が日常的になされている。二週間前、米軍海兵隊の車列がファルージャ市の郊外すぐのところで自爆自動車爆弾の攻撃を受け、6人の米軍要員が死亡した。4人は海兵隊の女性兵士だった。
住民もまた、DVDと音楽店が、「挑発的な」フィルムを売らないように警告を受けていると言い始めている。ゲリラの支配下にあったときの統制を思い起こさせるものである。
今回の新たな攻撃は、シミタール作戦と言われるもので、ザイダン地区の48箇所を海兵隊が襲撃捜査している。
イラクの別の場所では、昨日、3つの自爆攻撃がバグダードの軍リクルート・センター、モスル近くの警察車列、キルクークの政府事務所に対してなされ、25人が殺された。
アフガニスタンでは週末、6人の警察官の首なし死体が発見された。タリバーンはまた、捕虜にしている米軍奇襲隊員を斬首したと主張した。
素朴な疑問:米軍と英軍はイラクで何をしているのでしょうか?
誠実な答え:不法占領と資源の略奪、劣化ウラン弾による土地の破壊、殺害、誘拐、拉致、拷問。
イラクにある米軍の拘留所(detension center)なるものは、国際法上米軍による不法な侵略と占領の上で設けられたものですから、国家主導の組織犯罪による誘拐・拉致センターに過ぎません。その中で進められている拷問・強姦・殺害なども、すでに十分に明らかになっています。
ファルージャでは、「DVDと音楽店が、「挑発的な」フィルムを売らないように警告を受けている」らしいですが、米軍は、警告なしに病院を占拠し破壊し女性や子どもや老人を狙い澄まして射殺しました。警告なしに。無差別に。2004年4月には700人を、11月には3000人を。
この記事では、民間人に対する殺戮が、「ファルージャからイラク各地に暴力を輸出する民兵を武力で追放した」という行為に変わっています。
悪党の最後の隠れ家は嘘と厚顔である、というのがしみじみとわかる記事です。
同じ米軍による攻撃を示す記事は、アルジャジーラにもあります。そこでは、海兵隊は500人となっています。ザイダンはファルージャの南東30キロあたり。
投稿者:益岡
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