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2006/05/11

2003年に家を追われ、今も家のない人々・・・

 
国内避難民に関する、簡単な情報を国連IRINから。

2003年に家を追われ、今も家のない人々・・・
2006年5月8日
IRIN
Electronic Iraq 原文

バグダード発。地元の援助団体は、2003年に米国主導のイラク侵略が行われた直後に家を追われた家族が、いまだに家のないままでいると警告した。

「私たちは、国際的な援助エージェンシーに、家を追われた人々の支援をする私たちを助けてくれるよう求めます。とりわけ、食料とシェルターについてです」と、イラク援助団体協会の報道官ワリード・ラシュディは語る。「というのも、現在、すべての援助が、最近になって家を追われた人々に送られているからです。他にも、ひどく苦しい状況に置かれている人がいるのです」。

ジュネーブに本部を置くノルウェー難民評議会(NRC)の国内避難民モニター・センターのディナ・アバウ・サムラも、この判断に同意している。「メディアは、ここ数週間のあいだに[分派的暴力の犠牲者として]家を追われた人々に大きな焦点を当てています」と彼女は言う。「けれども、家を追われたほかの多くのグループのニーズにも対処しなくてはならず、それは、急を要するのです」。彼女は、さらに続けて、そうした人々----その多くは3年近くもずっと家のない状態にいる----にシェルターと食料、そして飲み水と保健医療へのアクセスが必要であると語る。

専門家達によると、家を失う人々が大きな規模で出た理由は様々であるという。「[ある民族集団の人々が多数一定の地域に]自発的に帰還することや、蔓延する治安の欠如、分派的暴力で、家を追われる状況が生まれます」とアブー・サムラは言う。「また、イラクに帰ってきた多くの難民も国内避難民となります。治安、そして家や基本サービスが欠如しているからです」。

一方、国内避難民に関する専門家は、現在続いている分派的暴力が、家を追われる家族の数を増やしていると述べる。

最近になって家を追われた人々は、主として、バグダード、アンバル、ディヤラ、ナジャフ、カルバラの各州にいる。報じられるところによると、スンニ派アラブ人とシーア派アラブ人の比率は半々であるが、シーア派の大多数は南部へ、スンニ派は西部・北部へ移動する傾向があり、移動の方向は異なるという。

「イラクには今日、100万人以上の国内避難民がいると推定されます」とNRCのディナ・アブー・サムラは言う。「これに加えて、先月新たに家を追われた推定10万人の人がいるのです」。

「この数字に、私たちは、近隣諸国に脱出しようとしている人たちの数を加えなくてはなりませんが、これらの人たちについては、公式の数字がないのです」とNCCIの報道官セドリック・ターランは言う。「ヨルダンとシリアにはイラク人が何十万人もいます。エジプトにも沢山のイラク人が来始めているようです」。

このニュースは国連人道ニュース・情報サービスIRINから届けられるが、必ずしも国連やその機関の見解を反映するものではない。IRINの文書はすべて無料で再ポスト・再プリントできる。使用条件については、IRINのコピーライト・ページを参照のこと。IRINは、国連人道問題調整局のプロジェクトである。

投稿者:益岡