誰が気にとめるだろう?
占領下の状況を、ダール・ジャマイルが語る。
誰が気にとめるだろう?
ダール・ジャマイル
2005年6月8日
Electronic Iraq 原文
今日、自爆攻撃者たちが、新たな地獄の一日をイラクにもたらした。少なくとも18人が殺され、67人以上が負傷した。
自爆攻撃の4つは、バグダード周辺の、イラク治安部隊と米軍車列を襲った。米軍による支援のもとでイラク軍による大規模な治安作戦がバグダード全土行われているにもかかわらず、攻撃は減ることなく続いている。
アル=カーイム近くの小さな町ラワは、日曜日の夜、米軍により再び爆撃された。米軍は爆撃したことは認めたが、民間人犠牲者は出ていないと言い張った。今日、アルジャジラの衛生放送は、破壊され潰された民間人の家を映したビデオと、ラワの人々がこの爆撃で7人の人が殺されたと述べている映像を放映した。
ハウィジャ(キルクーク近く)では、今日、3台の自爆自動車攻撃がイラク治安部隊の検問所を攻撃し、イラク人数人を殺した。一方、タルアファル(モスルの近く)では、イラク人レジスタンスと米軍兵士との間で激しい衝突が起きた。私がこの文章をタイプしている間もこの衝突は続いている。
私は今日、ある人から電子メールを受け取った。以下の部分は興味深く読んだ:
「私はバラードのそばにあるキャンプ・アナコンダから任務にあたっている。制服組か契約要員かにかかわらずほとんど全員が合意しているのは、ブッシュ政権の長期的計画の目的は第一に石油に焦点をあてているということだ。心をつかむことはとるに足らないことで、米国が世界中の資源を競って手に入れようとしている中で、石油生産のはるか後ろにおかれている。この問題についてメディアでもっと議論がなされることを期待する。
こうした下りの他にまた、バグダードで医者をしている私の友人が私に、昨日彼がラマディにいたとき、米軍兵士がアンバル医療学校を、生徒達が試験をやっているときに襲撃したと語った。彼は次のように言った:「彼ら(米軍兵士たち)は学校の正面玄関をハムヴィーを使って野蛮なやりかたで突き破った・・・・・・そして女性の生徒たちを恐怖に陥れ、試験をしていた学生2名を拘束した。米兵はさらに大学の学長と教員の家を封鎖した。家々の中には家族がいたにもかかわらず。
私の友人はまた、最近ハディサ(「オープンマーケット作戦」を思い出そう)を訪れたあと、大量の民間人が収容所に入れられたと知った。
「米軍は私の友人とその父までも収容した。家に、予定されているデモの紙があったからだ」と彼は私に語った。
最近、米国が後押しするイラク「政府」は、900人近くの「戦闘的分子容疑者」を逮捕したと発表した。イラクの「戦闘的分子容疑者」は、ますます、イラク軍や米軍が作戦を遂行しているときに悪い時に悪い場所にいたあらゆる人々のことを指すようになっているようである。
もちろん、罪のないイラク人を収容所に入れることと同時に、襲撃家宅捜査のときに略奪も行われ続けている。バグダードの大規模な「治安」作戦のためにこうしたことがあまりにひどいので、イラク首相イブラヒム・アル=ジャーファリの報道官は、次のような声明をする必要を感じた:
「兵士たちが立場を利用して、現金や他の物品を失敬することがあると苦情を言う人々もいる。その可能性は否定できない。人々から私が聞いた苦情は、これら兵士たちの中には任務を遂行するときに攻撃的になる者もいるということだ。また、外国兵のやり方を真似するイラク兵もいるとほのめかした人々もいる。いくつかの場合では、それらは妥当な苦情だと私は考えている」。
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投稿者:益岡
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