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2005/10/25

カナダでブッシュを拷問の罪で訴追

 
体系的に人々に拷問を加え、ジャーナリストを殺す米軍。その最高司令官ブッシュの訴追について。

小さな勝利
カナダでブッシュを拷問の罪で訴追

ジャスティン・デヴィドソン
2005年10月20日
Counter Punch 原文

10月17日月曜日、ゲイル・デヴィドソンとハワード・ルービンは、カナダの「ブリティッシュ・コロンビア州市民的自由」を代表するジェイソン・グラトルおよびマイケル・ヴォンとともに、バンクーバーにあるブリティッシュ・コロンビア州最高裁に姿を現した。2004年8月以来、このケースを人々の目から隠していた公開禁止の解除を期待してのことだった。45分といういささか短い審理のあと、彼女らはそれに成功した。「今これを勝利を呼ぶべきかどうかはわからない」とデヴィドソンは言う。「それでも、少なくとも好ましい方向への一歩だ。人々はここで起きていることを知る資格がある」。

何が起きているかというと、デヴィドソンと「反戦弁護団」が、ジョージ・ブッシュを、拷問を幇助し、先導し、勧告した罪で告発しているのである。この告発の根拠となっているのは、キューバのグアンタナモ湾とイラクのアブグレイブにある米軍の監獄に高速されている捕虜への虐待である。その中には、2001年以来グアンタナモ湾の拘束されているカナダ人未成年者オマール・カドルも含まれている。

「私たちにはこの告発を勧める権利ばかりか責任があることに、多くのカナダ人は気づいていない。カナダ政府はこれについてカナダ市民に対してだけでなく世界中の人々に対して責任を負っている。1987年の拷問[および他の残虐な、非人道的な又は品位を傷つける取り扱い又は、刑罰に関する]禁止条約により、私たちはこの行動をとる責任がある」。カナダは、139のほかの国々とともに国連拷問禁止条約を批准しており、世界中の市民すべてが拷問を受けない生活を送る剥奪できない権利を擁護すると約束しているのである。

拷問は、国家が、懲罰を加えたり情報を得たり犠牲者に協力を強いたりする目的で行われるという点で特異な犯罪である。拷問には多くのかたちがある。飢餓を強いたり品位を傷つけたり、そして最も恐ろしいかたちとして過酷な身体的虐待がある。カナダで安全に暮らしている私たちのほとんどには想像できないようなものである。

捕虜は日常的に、着るものや身を守るものなしに過酷な気温にさらされ、24時間ものあいだ手首や足首を鎖で縛られて床に固定され、武装した守衛や獰猛な犬に脅され、屈辱や拷問、死の脅しをかけられる。これらは特異なあるいはヒステリックな主張ではない。これらは、非常に多くの映像や音声そして目撃証言により明らかにされている事実である。デヴィドソンは一連の写真をまとめているが、それを見るには大きな苦痛が伴う。「ほとんどの人は全部を落ち着いて見ることはできない」と彼女は言う。「こうした行為を見るのは、私たちの人間性に反するのです。善悪について少しでも感覚を持っている人ならば、誰でもこれは悪いことだとわかります。とても、言い訳の余地ないまでに悪いことだと」。おそらくこれらの写真で最もおぞましいのは、裸でうちひしがれた捕虜が多数重なっている上で誇らしげにポーズを取りほほえむ米軍兵士たちである。「よりよい」写真を撮るために、犠牲者はしばしば性的あるいは従属的な姿勢を強要される。こうした行為が自由世界の指導者を自認する国によりなされているという事実は、ほとんど信じがたい。

デヴィドソンは11月25日に再び出廷する。皮肉なことに、彼女はこのとき、どこでいつ起ころうと拷問に反対すると約束したまさにその政府を法的に代表している刑事評議会に反論する予定である。「なかなか進まない」と彼女は言う。「それでも、カナダと世界の市民は私たちがしようとしていることを支持すると信じている。そしてそれぞれ怒りの声をあげると。人々に私たちがしていることを知ってもらい、それに参加してもらいたい」。

[以下、このケースの公表を禁じた命令とそれが解除された経緯について説明がありますが、省略します]

日本も、拷問禁止条約を批准しています。1999年と、とても最近のことですが。

投稿者:益岡