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2005/11/08

米軍はファルージャ攻撃に「化学兵器を使った」

 
米軍がファルージャ攻撃の際「化学兵器を使った」証拠を示すイタリア国営テレビのドキュメンタリーについて、英インディペンデント紙からの紹介。化学兵器を使ったことは地元から証言もありましたが、西側メディアではあまり扱われてきませんでした。

米軍はファルージャ攻撃に「化学兵器を使った」
ピーター・ポプハム
2005年11月8日
インディペンデント紙原文

2004年11月、米軍がファルージャを攻撃した際に白燐兵器を大量に投下したという有力な証拠が新たに昨日あきらかになった。米軍は、この兵器でゲリラと民間人を殺し、遺体にはこの兵器を使ったことを示す恐ろしい焼け跡が残された。

この攻撃----西側ジャーナリストはまったく報道しなかった----のときから、米軍がファルージャに化学兵器を使ったという噂は広まっていた。

昨2004年11月10日、イスラム・オンラインのウェブサイトには、次のようにある:「米軍兵士たちはイラク人抵抗の拠点であるファルージャに対する大規模な攻撃の中で化学兵器と毒ガスを使ったことが報じられている。1988年にサダム・フセインがクルド人に毒ガスを使ったとされる事件を思い起こさせる忌まわしい行為である」。

同ウェブサイトは、ゲリラ筋の次のような言葉を引用していた:「米占領軍兵士たちは抵抗の戦士たちに毒ガスを使い、国際的に禁止されている化学兵器で攻撃した」。

12月、米国政府はこれらの報道を「広まった神話にすぎない」として公式に否定した。「米国が「禁じられた」燐爆弾をファルージャで使ったとするニュースもあるが」、「燐兵器は禁止されていない。米軍はファルージャでこの兵器を極めて慎重に使った。明るくする目的でである」と米国情報ウェブサイトは述べている。

「夜間に敵の位置を照らし出すために空に向けて発射されただけで、敵の兵士たちに向けては発射していない」。

けれども、今や恐ろしいまでにひどい写真とビデオ、さらにはファルージャ攻撃に参加した米軍兵士たちとのインタビューにより明らかになった新たな情報は、燐弾が武器としてファルージャで広く使われたことを示している。

イタリア国営放送RAIが今朝放映することになっているドキュメンタリーの中で、ファルージャでの戦闘に参加した元米軍兵士の一人は次のように述べている。「ファルージャで白燐を使うので注意するよう求める命令を私は聞いた。軍の隠語で、白燐はウィリー・ピートと言うんだ」。

「燐は体を燃やす。実際、肉をすっかり骨に至るまで溶かすんだ・・・・・・俺は女や子供の焼けただれた遺体を見た。燐は爆発すると雲をつくる。半径150メートル以内にいれば誰でもやられる」。

RAIの24時間ニュース・チャンネルであるRaiTG24のウェブサイトに掲載された写真は、まさにこの元兵士が言っていたことを示している。ファルージャの人権研究センターが提供した数十枚の高密度のカラー接写写真はファルージャ住民の遺体を示している。中にはまだベッドの中にいる人の写真もあり、服はほとんどもとのままなのに、白燐弾によって皮膚が解けたりカラメル状になったり革のように硬くなったりしている。

ファルージャに住む生物学者モハマド・タレクは番組のインタビューに答えて、「火の雨が町に降り注ぎ、この多彩な色の物質を浴びた人々は燃え始めた。私たちは、人々が奇妙な傷を負って死ぬのを目撃した。体は燃えるけれど、服はもとのままなんだ」。

「ファルージャ:隠された虐殺」と題するこのドキュメンタリーはまた、Mark77と言う着火性爆弾が使われた抜き差しならない証拠も提供している。Mark77は新たな改良型ナパームで、軍事標的に対してのみ使用を認める1980年の国連特定通常兵器禁止条約に違反して、ファルージャ攻撃に使われた。

一方、現在、米軍第75エリート歩兵連隊の兵士5名が、イラクで捕虜に殴る蹴るの暴行を加え、告発されている。

昨日には、バグダードの南にある検問所で4人の米軍兵士が自爆自動車爆弾により殺された。

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抗議先は:
http://teanotwar.blogtribe.org/entry-ba0f48027741aacf8ee0126bb37c4f92.html
を参考にして下さい。ファルージャ攻撃については私たちの訳した『ファルージャ2004年4月』(現代企画室)を改めて開いていただけますと幸いです。

投稿者:益岡