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2005/11/09

「鋼鉄のカーテン」作戦続行中。

アンバール州フサイバにおける「鋼鉄のカーテン」作戦(Operation Iron Steel:前の記事)続行中。米軍発表によれば反乱勢力36人と米兵1人が死亡、作戦が行われている地域の医療関係者によればそれと同様の数の一般市民が死亡(死者31人、負傷者44人)、イラク赤新月のスポークマン、Ferdous al-Abadiは「フサイバおよびその周辺地域の状況はcriticalである」と述べ、作戦ではクラスター爆弾が用いられているとの話も。

フサイバからの避難民は4000人。プラス、日曜日に450人が避難。避難者のひとりの男性は「車も家も、何もかも置いてきた。妻と子供さえ一緒に安全にいてくれる限りは、家に爆弾が当たろうが家の中が荒らされようがかまわない」と語っている。

「シリアからのファイターの流入を止めるため」と米軍・イラク軍が説明しているこの作戦で、これまでに身柄を捕らえられたファイターはおよそ200人。

12月15日の国会選挙に先立って、反乱勢力の人員とその「隠れ家 safe houses」を突き止めることが部隊に命令されていると米軍は説明。また、「軍は1軒1軒回ってフサイバの街を片付けている(learing the city)」とか「日曜日に少なくとも10軒のターゲットを戦闘機で爆撃した」と述べ、反乱勢力からの攻撃はあるが、「強固な抵抗はない」と述べている。

――何か段々、コミカルな彼みたいに思えてくるんですが、私が疲れているんでしょうね。

以上、BBCの11月7日付けの記事の内容。

とまあ、そんなこんなでイラクは相変わらずなのですが、報道の状況はといえば、ジョージ・モンビオットが言うとおりですね。私が目にするものは、おおかたは、「米軍によれば……」と粗雑な数字ばかり。

あと、現在大統領になっているジャラル・タラバニがイタリアを訪問中ですが(法王にも会うらしい)、副首相のアハメド(アフメド)・チャラビが訪米中

アハメド・チャラビは2004年の「主権移譲」のときに干されて以来冷や飯食わされてきたのが、現在のタラバニ/ジャファリ政権で副首相になって、つい先日は、25年ぶりに就航したイラクとイランを結ぶ旅客航空機に乗ってテヘランに行って、アハマドネジャド大統領と会談(BBC記事)。

「チャラビ」という人は何人かいるんですが、アハメド・チャラビについては2004年5月のRaed blogを参照。

たった今,イラク侵略の責任があるのが誰かがわかりました。
ブッシュ政権だと思ってた人,います?
ちが~~~う。
何もかもイランのせい。
とーぜん。
イランとチャラビ,こいつらが,かわいそうな罪のない米国政権をこの問題に引きずり込んだ犯罪者。

ちょっと聞きたい。ブッシュと嘘の枢軸のフリークスたちがこれ以上みっともなくなることってあり得る?
教えて,お願い。
頼みますから。
っていうか
自転車でこけたのがみっともないって言っても,このチャラビ-イランの陰謀説よりかはまだましでしょ。

この地域の人たちは何年も何年もチャラビのことを嫌ってきたわけで,もう限界。チャラビはヨルダンのペトラ銀行から10億ドル盗んだ人物で,それ以来のことだ。戦争前と戦争中のチャラビの態度,あれには,誰だってあんな奴はもう表舞台から消し去りたいと思った。でもブッシュ政権の人たちには,チャラビが切り札なんかになりゃしないってことがわかるのに,また何年かの時間といくつかの危機が必要だったらしい。

13カ月前のあの悲しい日に米軍がバグダードを攻撃したとき,チャラビとチャラビの民兵はバグダードの一番高級なエリアを占領した。アル=マンスール・クラブを民兵(FIF)の拠点として,アル=サイド・クラブ(狩猟クラブ)を政治局(INC)のセンターとして。彼らはアル=マンスール地区をぐるりと囲んで検問所を設けた,彼らのハンヴィー【訳注:米軍の使ってる軍用車両】とアメリカの兵器を使ってね。あのときがチャラビの絶頂期。しかし今では・・・ペンタゴンはチャラビを燃やして,アブ・グレイブ・スキャンダルの凍りつくような嵐を押さえて暖を取ることにした。

アラビア語にこんな言い回しがあります。「駱駝が転ぶと,ナイフの数が増える。」
僕が駱駝とか言ってると,西洋のオリエンタリストのみなさんを大喜びさせちゃうんだろうな。ま,いいや・・・
CIA 族(TCIA: Tribe of the CIA)と外務族(TMFA: tribe of the Ministry of Foreign Affairs)が,ペンタゴン族(TP: Tribe of the Pentagon)に対抗して同盟し,ラム爺はかわいがってたペットをいけにえにすることにしたんだ。彼のカードの1枚を燃やすことにね・・・


投稿者:いけだ