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2006/02/15

英国のアブグレイブ・スキャンダル

 
不法占領者たちにより繰り返される拷問や虐待。おおもとには不法な侵略と占領とがあります。

英国のアブグレイブ・スキャンダル
ナイジェル・パリー
2006年12月12日
Electronic Iraq 原文

英国の新聞「ニューズ・オブ・ジ・ワールド」紙が入手した衝撃的なビデオには、イラクで英軍が使っている敷地で、基地に向かって石を投げた子供たちを英軍兵士が残忍に殴打している光景が撮されていた。このビデオは、2004年に、英軍の伍長が撮影したもので、その伍長は、1分間にわたる撮影で、兵士たちによる殴打をたたえて叫んでいた。

2月12日の記事「42発の愚かな殴打の恥」は、「このビデオ----のちにヨーロッパにある伍長の友人宅でお披露された----は、ビデオに嫌悪を抱いた通告者によりニューズ・オブ・ジ・ワールドにリークされた」と述べている。

ニューズ・オブ・ジ・ワールド紙は、この伍長のビデオが以下のことを示していると報じている。

・・・・・・彼の同僚少なくとも8人が:

暴動に加わったやせ細った4人----4人ともどうやら10代前半らしい----を道から引きずりだし、遮断された軍の敷地の高い壁の裏に連れ込んだこと、

棒やブーツ、拳で、彼らを酷く殴りつけたこと、

彼らが許しを請うのを無視し、下士官らしき人物が忌まわしくも全力で、地面にへばりついて小さくなった子供の性器をけ飛ばすクライマックスまで続けたこと、

その間ずっと、無感覚な撮影者は、同僚たちにやれやれという胃のむかつくコメントを言い続け、笑って次のように叫んでいたこと。「そうだ! そうだ! やっちまえ。クソガキどもめ。f***erめら、クソッタレ、しんじまえ。ワッハッハ!」

このビデオは2004年にイラク南部で撮影されたと考えられ、同紙の調査によると、少なくとも42発の殴打等----蹴り、棒で殴ること、パンチ、頭突き----が加えられ、そのすべてについて、撮影していた伍長が気分の悪くなるようなコメントを加えている。

ニューズ・オブ・ジ・ワールド紙は、「証拠資料を国防省に提出した。軍事警察の調査が進められている」と述べる。

英国は、英国版アブグレイブ・スキャンダルの渦中に置かれることとなった。

ビデオのシーン



1.イラクの英国基地に石を投げる子供たちのデモは、英軍兵士たちが基地から出てデモ参加者をつかまえようとしたときに四散した(ビデオ:ニューズ・オブ・ジ・ワールド)



2.英軍兵士たちが、逃げ出す人々に向かって駆け寄る。逃げ出す人々のほとんどは子供たち(ビデオ:ニューズ・オブ・ジ・ワールド)



3.英軍兵士たちは子供たちを英軍が使う敷地に引きずり込む(ビデオ:ニューズ・オブ・ジ・ワールド)



4.子供たち2人が英軍の敷地に引きずり込まれた(ビデオ:ニューズ・オブ・ジ・ワールド)



5.殴打の光景(ビデオ:ニューズ・オブ・ジ・ワールド)



6.殴打の光景(ビデオ:ニューズ・オブ・ジ・ワールド)



7.殴打の光景(ビデオ:ニューズ・オブ・ジ・ワールド)

関連リンク:
ニューズ・オブ・ジ・ワールドの記事
ビデオ(生々しく忌まわしい)


こういう行為を導く不法占領に荷担することを「汚辱の平成史」と言うのではないかと思いますが・・・

投稿者:益岡