治安対策により学校と仕事へ行くことが阻害されている
IRIN
2005年4月19日
Electronic Iraq 原文
バグダード発:学生たちと政府職員たちは、イラクの首都バグダードで治安が厳しいため、学校や仕事にいくことができないと述べている。この状況はイラクの教育に深刻な影響を与えていると言う教師もいる。
イラク教育省(MoE)によると、新たな国会が召集した会議の結果導入された道路封鎖により4つのカレッジと10の学校が被害を受けている。2週間前に最初の議会が開かれて以来、開いていない学校もある。
「毎日私はカレッジに以降としますが、警察が道路を封鎖しており、別の道を通ってカレッジにいくことは不可能だ。首都の幹線道路のほとんどが閉鎖されており、そのために進歩と我々の勉強は遅れている」と22歳の医学生マフムード・オベイドはバグダードのIRINに語った。
イラク国会はバグダードの、要塞化されたグリーンゾーンの内側で議会を行なっている。そこはバグダードの中心にあり、多くの幹線道路がそこで交差している。道路封鎖は忙しい都会の全体にわたって交通に影響を与えかねない。
内務副大臣サバー・カダム博士はIRINに、会期中の安全を維持し一帯に自動車爆弾が入って来れなくするために、はこうした治安対策が必要であると語った。
「それが人々に影響を与えていることはわかっている。けれども、治安を維持しイラクの新憲法を作成するためにはこれが唯一の方法なのだ」とカダムは続けた。
「彼ら[新国会]が自分たちの会議だけに関心をもち、治安対策が普通のイラク人の生活にどんな影響を与えているのか見ていないことが大問題だ。子どもたちの教育に対して引き起こされた混乱を考慮せずに会議だけを行うのは間違っている」とMoEの上級官僚ビラル・アル=シェクリはIRINに語った。
その他に、とりわけグリーンゾーンの中で働いている政府職員は、仕事がどんどん溜まり、イラク再建に関する基本的な仕事に遅れが出ていると苦情を述べている。
「議員たちは日々の生活に影響を与えない場所で議会を開くべきであり、すべての職員が問題なく働けるようにすべきである。彼らは我々の仕事に頼っているのだから」と国会の上級職員であるジアド・マシャダニはIRINに語った。
4月5日に275名からなる国会の会議が始まって以来、首都では、とりわけ政府建物や大使館がある地域に対して、多くの攻撃を受けている。
さらに、ゲリラグループが首都の一部地域にリーフレットをばらまき、米軍および米軍を守っている警察の車、そして外国人ジャーナリストに対して攻撃を加えると警告している。
「この国は大混乱に陥っている。治安が悪くて、あるいは治安対策が強すぎてカレッジにたどり着くこともできない。生活を再開できるよう状態が正常になることを望む」とバグダードの歯科学生で21歳のサハル・イブラヒームはIRINに語った。
この記事は国連のIRIN人道情報局の「アフリカ=英語」サービスに届けられたものだが、必ずしも国連の見解を反映しているわけではない。さらなる情報、無料の購読、キーワード変更については、電子メールIRIN@ocha.unon.orgあるいはウェブwww.irinnews.orgにコンタクトすること。この記事を再掲、複写、アーカイブ、再ポストする際には、このクレジットと注意書きを必ず保持しておくこと。商用サイトへの再掲載には書面でIRINの許可が必要である。
不法侵略と不法占領をごり押しし、ゴマカシながら見せかけの選挙を行ない「議会」を開いた結果です。
投稿者:益岡
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