アンバル州全土のファルージャ化?
米軍の攻撃でイラク人が死亡
2005年3月1日
Aljazeera原文
この数日イラク駐留米軍は女性1人とその子どもを含む数人のイラク人を殺した。アル=アンバル州(ファルージャのある州)での包括的軍事作戦の際。
米軍が火曜日に「リバーブリッツ(河の電撃?)作戦」を開始して以来、状況は緊迫していることをアルジャジーラは知った。
同州のラマディでは、女性とその子どもたちのほか二人のイラク人が米軍の砲撃で殺された。
米軍が車に発砲して3人の民間人が負傷した一方、米国空軍がラマディ北部のブ=ファラージ地区にある家を爆撃したことでこの女性と子どもたちは殺された。
米軍はラマディの何カ所かに検問を設置し、アル=アンバル大学に学ぶ学生たちは授業に出れなくなっている。
憤怒
米軍の行動は、とりわけ米兵の発砲が少なくとも5人の民間人を殺し16人を負傷させたため、市民に怒りを引き起こしている。
米軍はまた、アル=カーイダ指導者アブ・ムサブ・アル=ザルカウィを逮捕しようとしていると主張して、逮捕作戦を開始し、町の多くの地域を封鎖している。
米軍はヒート市[ラマディの西]を取り囲み、7日間にわたって夜間外出禁止令を強制した。アルジャジーラが入手した情報によると、米軍はヒート総合病院の医療スタッフを含む多くの人を拘束した。
ハディタでは、米軍の厳重なパトロールが続き、4晩にわたり外出禁止令が強制されている。
市民は町への出入りを阻止されている。米軍は隣のアル=ハクラニヤ市から撤退してきたあと、町の入り口を封鎖した。
同様の状況がアル=カイムの町でも起きており、反=米軍の戦士たちと米兵との衝突を恐れた数百家族がアル=アナ市に避難している。
アル=ルトバでは、米軍は午前9時以前は人の移動をさせないためにバリケードを組んでおり、また午後5時以降は町への出入りを許していない。
アルジャジーラが入手した情報では、米軍は、アル=アンバル州の軍事作戦に関して何ら時間枠を公開していない。
ザルカウィを逮捕しようとして。町の封鎖、町の地区の封鎖。家宅侵入捜査。病院の医療職員の拘束。700人もの人々を無差別に殺した2004年4月のファルージャ攻撃そして数千人を殺し町を破壊し尽くした2004年11月のファルージャ攻撃を通して耳にしてきたプロパガンダと目にしてきた行為です。
米軍はアンバル州全体に対して、ファルージャで行なっている戦争犯罪行為を続けるようです。
なお私はときおり「いわゆるら抜き言葉」を使います(可能を受身・尊敬と区別できるだけでも効果的)。
イラクと直接関係ありませんが、「イラン攻撃に反対するオープンレター」署名ページがありました。どのように使われるかがはっきりしませんが、書き出しは次の通り:
米国によるイラク占領のために、何万人ものイラク人が命を落とし、1万2000人以上の米国人が死んだり負傷し、計り知れない破壊がもたらされ、イラクで不安定な状況が続くなか、私たちは、米国が直接・間接の対イラン軍事行動を起こそうとする可能性を深く憂慮します。
投稿者:益岡
2005-03-02 18:10:52
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