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2005/07/15

米国はテロ国家である

 
米国はテロリスト国家である。同じ基準を自他の別なく一貫して適用すれば、当たり前に導かれる結論。

もうカンベンしてくれよ、道徳相対主義
米国はテロ国家である
デーヴ・リンドルフ
Counter Punch 原文

ブッシュ/ブレアのたわ言を取り除きましょう。

確かに、ロンドンでの攻撃は非道です。4人の疎外されたパキスタン系英国人2世の若者が自分たちでやったのであれ、アルカーイダの4人の歩兵がやったのであれ、非道です。

怒りましょう。もちろん。でも、ひとりよがって絶対自分が正しいというのはカンベン。

ジョージ・ブッシュやそのプードル、トニー・ブレアがこの「無辜の人々への攻撃」に憤激を演出する中で、私たちは、米国と英国がそれ自身立派なテロ国家で、しかもはるかに巨大な規模のテロをしていることを思い起こす必要があります。

疑問に思われる方々は、エレクトロニック・イラクの記事を読んでみて下さい。ウィリアム・ヴァン・ワグネンという人が書いたものです。よく事態を記し引用もつけたこの記事は、「衝撃と畏怖」の大元の計画文書から引用しています。米国国防大学が1996年に作成し、戦争が始まるはるか前にドナルド・ラムズフェルド国防長官が採用した計画です。この文書は、「敵の抵抗する意志を支配し、影響を与え、破壊する」ために、空爆をはじめとする様々な軍事手段を用いることを提唱しています。この方法は、さらに進んで、「通信手段、運輸、食料生産、水供給その他のインフラ」を攻撃すべしと提案しています。意図的な暴力を、「全方位」の「射程」をもって適用すべしというのです(ここで指摘しておかなくてはなりませんが、この戦略----とりわけ食料と水を標的とする戦略----は、はっきりと戦争犯罪です)。

イラクの人々にとってラッキーだったことに、ペンタゴンは、「衝撃と畏怖」(ちなみに、この言葉は、「テロする」のなかなかハマった同義語です)で規定された戦略を結局全面的には用いなかったようです。ワグネンが指摘するように、サダムを打倒したあとイラクを占領し運営する計画があったため、電力網や上下水道などは破壊すべきでないと考えたようです。でも、イラクの人々を脅迫する戦略の一部が採用されたのは明らかです。

たとえば、ワグネンは、記事の中で、先月バグダードを訪れたとき、タクシー運転手が町の国営ショッピングモール三つに連れていってくれたと言います。いずれも、攻撃が始まってまもなくの頃に、米軍の爆弾で完全に破壊されたのです。彼はまた、他の市場も同じように攻撃されたと人々は言っていたと言います。彼が訪れた一つ、バグダードの商業地域にあるラシード市場は、とても正確に爆撃されたため、「モスクを含む近隣の建物はどれ一つ傷ついていな」かったということです。

読者の皆さん、これは意図的なテロリズムです。純粋で、単純な。

もし皆さんが、アメリカはイラクの人々を残忍な体制から「解放」しているというブッシュのレトリックを買うタイプならば、奇妙に思われるでしょう。

結局のところ、人々の市場やモールを爆撃し、「衝撃と畏怖」で意図的に人々にテロを加えようとすることが、どれだけ正確に人々を「解放」しているというのでしょうか? とりわけ、侵略直前に、ペンタゴン官僚の言葉をCBSが引用したように、「バグダードには安全な場所はなくなるだろう」と言うような作戦が?

もちろん、答えは、米国のイラク侵略は過去においても現在においても、解放とは関係なく、征服と、植民地でなければ傀儡国家の建設のためだということです。

私たちの「英雄的な」兵士たちが、こんにち、武器と自らの命をかけて守るよう求められている侵略とは、このようなものなのです。

間違えないようにしましょう:「衝撃と畏怖」は続いているのです。かつて30万人を擁する町だったファルージャの完全な破壊は、その中の一章に過ぎません。町々と村々に対する小さいけれども同じ様な完全破壊は、今も続けられているのです。

第二次世界大戦時、ナチスはある戦略を持っていました。とりわけ東部戦線でよく使われたのですが、パルティザンが活動している町や地区をすべて完全に破壊するという戦略です。同じ戦略を、イスラエル軍が、永年にわたり、パレスチナ人に対して公式に用いています。

米軍は、同じことをベトナムでし、今、イラクとアフガニスタンでしています。

ペンタゴンやホワイトハウスの戦争室で何と呼ぼうと、このような戦略の本当の名前はテロなのです。

しかも、私たちの名において続けられている。。。

デーヴ・リンドルフはKilling Time: an Investigation into the Death Row Case of Mumia Abu-Jamalの著者。カウンターパンチのコラムを収録した新刊This Can't be Happening!がCommon Courage Pressから出版された。両著書とリンドルフの他の著作に関する情報は、www.thiscantbehappening.netにある。メールはdlindorff(atmarkhere)yahoo.com。


自衛隊を送ることの意味を考え、また、小泉氏が恭順に従うブッシュ氏がのたまう、テロリストだけでなく、テロリストを匿ったり擁護したりするものも同罪であるという言葉にしたがって考えるならば、日本もまた、同罪、ということになります。

投稿者:益岡

警察国家

 
米国支配下でのイラク「民主主義」の実体。

警察国家
グレッグ・ローリンズ
2005年7月12日
Electronic Iraq 原文


道を監視するING(写真:CPT)

イラク人のほとんどは、警察とイラク国家警備隊(ING)を嫌っている。多くの人が、彼らは銃を持ったギャング以外の何ものでもないと考えている。警察とINGは道路(あるいは歩道)を車で行き来し、前にいる人々をどかせるために、空に向けて発砲し、サイレンとホーンを大音量でならす。人々がCPTに語ったところでは、彼らは検問所で人々に嫌がらせをし、罪のない民間人を拘束し殴打する。

先日、私は、警察の車列が道を行くのを見ていた。数区画離れたところから、発砲音が聞こえた。すべての車が脇によって車列の通過を待った。疾走していた最初のトラックの窓からはカラシニコフを持った射撃手がのりだし、叫んでいた。後に続いた6台のトラックとバンも同じだった。発砲が続いたが、それはそれらの車両からではなく、車列の最後の車両からのものだった。後ろに身を乗り出した警察官が、あらゆる車が道を空けたにもかかわらず、空に向けて発砲していた。

これは、イラクで典型的に見られる光景である。このような運転をするのは警察とINGだけではないが、人々は米軍がそうするよりも警察やINGがしたほうが不穏に感じる。イラク人は、占領者がこうした振舞いをすることは予期するようになったが、新政府がこうした振舞いをすることは予期しなかったのである。

ファルージャで、人々はCPTに、警察とINGは米軍より悪いと語った。「イラク人によりは米軍に拘留された方がましだ」とある男性は行った。「少なくとも米軍の方が我々を丁寧に扱う」。CPTに対してこう言ったのは、彼だけではない。ファルージャの人々は、CPTに対し、自動車爆弾が爆発するといつでも、警察とINGはまず発砲し、それから尋問するという。ファルージャの外出禁止令は10時から始まるが、人々は8時過ぎには自宅にいる。そうでないと警察やINGが嫌がらせをするからである。ある交通警察官、彼が交通整理をしていたところ、警察とINGが彼を言葉でそして肉体的に侮辱さえしたと語った。

最近になって、新たな恐怖がもちあがった。イラク特殊部隊(ISF)の恐怖である。ISFは二つの旅団からなる:狼旅団とアル=フサイン旅団である。米軍から訓練を受け、米軍と密接に協力して活動し、家々を襲撃捜査し、掃討し、大規模な作戦を行う。人々は、ISFは残忍であり、狼旅団はバドル旅団と呼ばれる民兵出身の反サダム系イラン人が多数いるという。内務省のある職員はCPTに、これら旅団の暴力は、命令系統をたどると米国大使館で承認されているものだと言う。ある家族はCPTに対し、3人の兄弟がある夜狼旅団に拘束され、翌日の夕方、3人はテレビで、殴打され、犯していない犯罪を告白しているのを目にした。旅団のひとつに拘束されて数日後に路肩に死体で発見された人々もいることが報じられている。

これらは現実として、サダム時代よりも米国の支配下にある現在のほうがよりひどい警察国家であることを意味する。むろん、イラクには政府があるが、米国がそれを支配している。米国ではたくさんの人々が、イラクは米国式民主主義への途上にあると信じているが、多くのイラク人は、道などどこにもなく、民主主義もあり得ないと確信している。


投稿者:益岡