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2005/08/07

イサム・ラシードさん講演会

東京飯田橋で8月7日に行われたイラク人ジャーナリストのイサム・ラシードさんの講演会に参加しました。詳細は別の機会に書きたいと思いますが、質疑応答のところでファルージャの近況について少し話があったので、紹介します。

ファルージャ近況
2005年8月7日
イサム・ラシードさん講演会より

私がファルージャに入ったのは2004年11月と2005年1月でした。現在、ファルージャ難民の多くは町に戻っていますが、家が破壊されているので、自分たちの家があったところにテント暮らしをしたりしています。ファルージャは過酷な気候で、夏暑く、冬寒い中でのテント暮らし、とりわけもともと自分の家があったところでのテント暮らしはとても困難なものです。

学校は3つありましたが、すべて米軍が占拠して軍事拠点に変えているため、テントで勉強しなくてはなりません。また、日常的に市民の拘束が続いているのでとても過酷な状況です。

ファルージャの町への出入りが厳しく、通常、出入りに2時間から4時間を要します。検査も、身体検査と車両検査を厳しくされます。ですから、出入りするのも難しい状況です。ファルージャ住民の中には町の外で仕事をしている人も多かったのですが、出入りが難しいので、ほとんどの人が失業状態になってしまいました。

ラシードさんは、2004年11月、完全に封鎖したファルージャの町で米軍が行なった無差別大量殺人と破壊の映像を撮ることができたほんのわずかな人の一人。講演会では、その際のファルージャの映像、イラクの人々の日常、そして英国チャネル4で放映された番組の解説と、映像を駆使しながらの説明。圧倒的な力がありました。東京の講演会では通訳の方も明晰でとても聞き易いものでした。

ラシードさんは、これからも各地で講演会を行う予定です。ぜひ、お近くの方は参加してみて下さい。

■イラク人ジャーナリスト、イサム・ラシードさん講演会情報

イラク戦争開始以来、3度の逮捕にも屈することなく、米軍による市民の被害状況を中心に取材を重ねてこられた気鋭のイラク人ジャーナリスト、イサム・ラシードさんに、最新の現地状況を映像を交えて報告して頂きます。イラク市民による反占領運動の様子や、日本の自衛隊派兵に対する市民感情などについても、お話して頂く予定です。ぜひ、ご参加ください。

●イサム・ラシードさんプロフィール

1973年生まれ。バグダード出身のフリーランス・カメラマン。イギリスのテレビ局「チャンネル4」など、多くの報道機関で仕事をしてきた。2004年4月と11月のファッルージャ攻撃や、その後の避難民の状況の取材など、米軍による市民の被害状況を明らかにし続けている。これまで米軍に3度逮捕され、2004年1月の逮捕では、17日間にわたって拘禁され、拷問・虐待を受けた。

なお、今回の来日に際しては、イラクの女性NGO「女性の意志委員会」が現地で集めた「自衛隊を含めたすべての占領軍の撤退を求める署名」を持ってきていただき、国会に提出することも予定しています。

●東京・院内集会

イラク人ジャーナリストが語る占領下イラクの現状
~ 映像で見る占領軍の暴力とイラク市民の声 ~

日時:8月8日(月)午後1時30分~2時30分(1時開場)
場所:衆議院第二議員会館第二会議室
   ※最寄駅は、半蔵門線/有楽町線 永田町駅、
    丸の内線/千代田線 国会議事堂前駅
参加費:無料
主催:「イラクの人々とともに自衛隊の即時撤退を求める署名」連絡会
http://page.freett.com/palestine/iraq_action.html
連絡先:email. ysige@hotmail.com
    tel. 090-9273-4316(やくしげ)

●島根

戦争犠牲者を心に刻む大田集会

日時:8月9日(火)午後6時30分~
場所:大田市民センター3F研修室
   JR大田市駅より徒歩10分。大田市民会館となり
主催:同集会実行委員会
連絡先:0854-82-1463(菅原)

●広島・三次

第9回アジア・太平洋地域の戦争犠牲者に思いを馳せ、心に刻む三次集会

日時:8月10日(水)午後6時~
場所:旧・三次市平和人権センター
   JR三次駅より徒歩10分
主催:平和を考える市民の会/心に刻む会・三次
連絡先:0824-63-8042(小武)

●広島

イラクの現状とNO DU 運動のこれから
 ―ジャーナリスト、イサム・ラシードさんを迎えて―

日時:8月11日(木)18:30~20:30
場所:平和資料館地下 会議室1
  (広島市中区 平和公園内)
資料代:500円
主催:NO DU ヒロシマ・プロジェクト
連絡先:TEL 090-9064-4705 Fax 082-922-2595
    E-mail:order@nodu-hiroshima.org
    http://www.nodu-hiroshima.org/

●四国・松山/新居浜/高松

「心に刻む集会」・四国2005
イラクいまも続く侵略戦争 ~その歴史と背景~

<松山集会>
日時:8月12日(金) 午後6時半~
場所:松山市民会館第三会議室(松山市堀之内)
資料代:700円(カンパ歓迎)

<新居浜集会>
日時:8月13日(土) 午後2時~
場所:新居浜ウイメンズプラザ視聴覚室(新居浜市庄内町)
資料代:700円(カンパ歓迎)

<高松集会>
日時:8月14日(日) 午後2時~
場所:高松市女性センター(高松市錦町)
資料代:500円(カンパ歓迎)

主催:アジア・太平洋地域の戦争犠牲者に思いを馳せ、心に刻む会
   「イラクの戦争被害者の証言を聞く会」実行委員会(松山)
   「心に刻む集会」四国新居浜集会実行委員会(新居浜)
   ゆるすな戦争! 香川の会(高松)

連絡先:090-2781-7055(山中) / 070-5352-6489(坂田)
    E-mail: kizamushikoku@yahoo.co.jp

●大阪

~ アジアをともに生きるための戦後60年集会・イラク分科会 ~

イラク人ジャーナリストが語る
占領の実態と人びとの生活

8月15日(月) 午後1時30分~4時30分
会場:中之島中央公会堂大会議室
  (地下鉄/京阪「淀屋橋」駅下車?出口から徒歩5分)
※「アジアをともに生きるための戦後60年集会」は、
 午前10時から午後6時30分までです。
※参加費は、集会全体の資料代1500円(前売り1000円、
 学生・高校生半額)に含まれます。
※詳しくは、下記連絡先にお問い合せいただくか、
 こちらをご覧ください。
主催:アジアとともに生きるための戦後60年集会実行委員会
     /http://kizamu.exblog.jp/
連絡先:Tel. 06-6562-7740 Fax. 06-6562-5272
    Email. ysige@hotmail.com


投稿者:益岡

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いけだによる追記:
イサム・ラシードさんの記事には,当ウェブログで日本語にしたものがあります。
ドキュメンタリー映画『ファルージャからの証言』――イラク人ジャーナリストの苛烈な体験も。(2005-04-06)