【速報】ジル・キャロル記者が解放されました。
今年1月はじめに何者かに連れ去られていた米国籍のフリージャーナリスト、ジル・キャロルさん(米クリスチャン・サイエンス・モニターと契約)が解放されました。
US journalist released in Iraq
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/4860824.stm
上記BBC記事によると、イラクTVのインタビューに応じたキャロルさんは、「丁寧に扱われた。自分が拉致された理由はわからない」と述べ、「解放されてうれしい。早く家族に会いたい」と話している。
拘束されていた間は、自室とトイレの間を移動することしか許されていなかった。テレビは1度だけ見ることを許可されたが、それだけでは自分のことがどう報道されているのかはわからなかった。居場所もわからなかった。
イラク警察の話では、キャロルさんの身柄は、バグダード西部のイラク・イスラム党事務所で解放された。健康状態は良好である。
イラク政府筋がロイター通信社に語ったところによると、現在キャロルさんはグリーンゾーンでケアされている。
キャロルさんを拉致したのは、「復讐旅団the Revenge Brigades」を名乗る勢力で、イラクのすべての女性囚人の解放を要求し、2月26日までに解放されなければキャロルさんを殺すと脅迫していた。
拘束されていた間、キャロルさんを撮影したビデオは3度出された。
今週水曜日に、キャロルさんの双子の姉(妹)のケイティさんが、アル=アラビヤで解放を訴えたばかりだった。
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ジル・キャロルさんがバグダード西部で拉致されたとき、同行していた運転手は何とか逃げることができましたが、通訳者は銃殺されました。その通訳者、アランは、バグダード・ブロガーのひとり、Riverbend(Baghdad Burning)の友人でした。詳細は下記記事を。
バグダードのレコード屋さん/通訳者へのオビチュアリー
http://teanotwar.blogtribe.org/entry-6ccfb36413b63c5afe7030b6e0a5a405.html
または http://teanotwar.blogspot.com/2006/01/blog-post_113753929613337668.html
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キャロルさんの解放は、CPTの3人の解放に続き、少しほっとできるニュースです。
しかし、「家から一歩外に出ればいつ死んでもおかしくない」という状況が「ノーマル」な地域がイラクのあちこちにあり、また家にいてさえも砲撃だの爆撃だの銃撃だので死ぬかもしれない(そしてその多くは「コラテラル・ダメージ」と説明されるか、「ミステイク」と説明され「ソリー」という言葉をささげられる)という状況がもたらされている地域もある。
また、上記BBC記事によると:
At least 230 foreigners, and thousands of Iraqis, have been taken hostage in Iraq since the US-led invasion in 2003.
About 50 of the foreigners have been killed by their captors and the whereabouts of another 90, including six Americans, remain unknown.
2003年の侵攻開始以来、少なくとも230人の外国人と数千人のイラク人が人質に取られた。外国人のうちおよそ50人が殺害され、さらに90人(うち6人は米国人)の居所は今もって知れない。
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CPTの3人解放の続報など、記事を書きかけたところで止まっています。数日中にはアップしたいと思っていますが。。。
投稿者:いけだ